IA(Internal Assessment)はIBの最終的な成績を左右する重要な要素です。この記事では、IAの基本的な情報を、元IB生がお伝えします!今後の記事で、科目別に詳しくIAの手順を解説していきますので、是非そちらもご利用ください!
目次
- IAって何?
- 科目別のIAの内容と始める時期
- IAを書くときに使えるウェブサイト
- 先生をフル活用する
- IAに関する質問受付中!!
1. IAって何?
IAとは、選択した全ての科目で出される課題です。生徒は各科目で、問いを見出し、それに対する解答を考えなくてはいけません。ほとんどの科目で、その解答に行き着いたプロセスを、12ページ程のエッセイにまとめます。しかし、科目によっては、エッセイの代わりに数分間の口述試験などを通じてプレゼンする場合もあります。
IAの成績は、通常は学校内で先生によって評価されます(IAで良い評価が欲しい場合は、あまり先生に嫌われない方がいいです)。IAの評価は、最終的なIBの成績(7段階評価)の大体20〜50%を形成します。
2020 Mayは、Covid 19の影響で試験が実施されませんでした。従って、生徒たちの最終的な成績は、ほぼIAの成績を元に付けられました。従って、このような事態を想定してIAは全力で取り組むべきです。また、2020年〜2022年の間は、IAは学校の先生ではなく、IBOによって評価されています。
2. 科目別のIAの内容と始める時期
全ての科目のIAの内容をご紹介するのは難しいです。従って、私が知っている範囲で、科目別のIAの内容をお伝えします。
芸術を除くと、IAのプレゼン方法は、大体エッセイと口述試験に分かれます。
エッセイ | 口述試験 |
---|---|
– Physics(Max12 ページ) – Chemistry(Max12 ページ) – Biology(Max12 ページ) – Math(Max 20 ページ) – Economics(Max 800 wordsを3個) – History(Max 2200words) | – 言語A(スピーチと質疑応答) – 言語B(スピーチと質疑応答) |
IAの締め切りは、学校や科目によって違います。私の場合、ほぼ全ての科目のIAの締め切りが、Grade 12の前半にありましたでした。
IAを始める時期としては、大体Grade 11の最終学期がいいと思います。なぜなら、この時期に始めれば、Grade 12に切り替わる長期休みでガッツリ取り組めるからです。また、早く始めすぎると、IB序盤の浅い知識を応用した簡単なIAになってしまいます。従って、ある程度科目の知識を深めてから始めることをおすすめします。
今後の記事で、科目別に詳しくIAの手順を解説していきます!
IAを書くときに使えるウェブサイト
1. IAのサンプルが載っているサイト
このサイトには、Grade7を獲得した元IB生のIAが載っているので、7を獲得するIAの傾向を学べます。しかし、決してコピー&ペーストはしないでください。IBOはPlagiarismをチェックする術を持っており、Plagiarism(盗作)を固く禁じています。しかし、IAを書く際にネットから知識を引用することもあるので、しっかり参考文献の目録をつければ、大体5%くらいのPlagiarismなら許してくれると思います。
2. IAで使える問いが載っているサイト
IAは、最初に「問い」を立てることに苦労する人が多いです。ネットで、「”科目” IB IA Ideas」と調べれば、たくさんの問いを見ることができます。以下のサイトは、MathのIAの問いが載っています。しかし、サイトに載っている問いをそのまま使うと、あなたと同じIAを書く人がいる場合があります。この場合、IAの採点要素の一つである、Personal Engagementで点数を落とすかもしれません。従って、ウェブサイトを参考にして、自分なりの問いを考えることが重要です。
先生をフル活用する
IAは先生達が評価をします。従って、不安な点があれば、先生に聞くのが大切です。自分では良いと思っていても、先生が嫌いな書き方をしていると、不当な評価を受けるかもしれません。学費を払っているのだから、先生は有効活用するべきです。「忙しいから後回し」などと言われたら、他クラスの先生を頼ってみてください。私は、事前にブッキングして、放課後や休み時間に先生にIAを見てもらっていました。また、先生に見限られないように、必ず締め切りは守りましょう。
IAに関する質問受付中
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