【出願方法】イギリスの大学編 

イギリスの大学にIBを使って出願する場合は、主にUCASというウェブサイトを使います。この記事では、私がイギリスの大学へ出願した際のステップをご共有致します。皆さんの参考になれば幸いです。

出願のステップ

ステップ1:出願する大学と学部を5個選ぶ

ステップ2:UCASに登録して、詳細を入力

ステップ3:Personal Statementを書く

ステップ1:出願する大学と学部を5個選ぶ

前提として、イギリス大学に出願する権利を得るには、大学が指定するIBスコアを獲得しなくてはいけません。例えば、University of Oxfordの機械工学部では、IB40点以上が条件となっています。この場合、40点未満だと、Oxfordに出願をすることすら許されません。従って、まずは大学の公式ホームページに行って、自分が獲得したIBスコアで出願できる大学と学部を探します。検索方法は、「Imperial College London, Mechanical Engineering, IB Requirement」という感じで、行きたい大学の学部の出願条件をご覧いただけます。同じ大学でも学部によって出願条件は異なり、逆も然りです。選択肢が沢山ある場合は、行きたい大学の学部を5個だけ選べます。選ぶ際には、大学のランキングのみに焦点を当てるのではなく、設備や教授など、様々な要素を考慮すると良いかも知れません。

大学の学部を5個選ぶ際は様々なコンビネーションがあります特定の大学を目指している場合は、1つの大学から5種類の学部を選ぶこともあります。例えば、Imperial College Londonだけを目指している場合、MathematicsとPhysicsとEngineeringとComputer ScienceとEconomicsという、5種類のImperial College Londonの学部に出願できます。また、特定の学部を目指している場合は、5校の大学から、1つの学部を選ぶこともあります。例えば、Mechanical Engineeringのみを専攻したい場合は、UCLとImperialとOxfordとBristolとBathという、5校の大学のMechanical Engineeringに出願できます。

イギリスの大学に出願する際は、5個の学部しか出願できませんが、5個全てに落ちることもあります。従って、大学選びは慎重に行わなくてはいけません。私の場合は、理想2校+妥当2校+滑り止め1校=5校という選択をしました。理想は、自分のスコアが条件より0〜2点高い大学です。妥当は、自分のスコアが条件より3〜5点高い大学です。滑り止めは、自分のスコアが条件より6点以上高い大学です。結果的に、妥当と滑り止めで1校ずつ受かりました。

IB44点を獲得した私の大学の合否結果は、以下の記事からご覧いただけます。また、この記事には私のPersonal Statementも公開しています。


ステップ2:UCASに登録して、詳細を入力

イギリスの大学は、UCASというウェブサイトを通じて出願します。従って、成績表や推薦状などは、オンラインで提出します。UCASのアカウントは、こちらのリンクから新規登録できます。登録する際は、学校のemailではなく自分のemailを使ってください。学校のは、いつか使えなくなるかもしれないので、危険です。

登録を終えた後は、UCASの指示に従えば簡単に大学に出願をすることができます。簡易的に出願の流れをご説明をすると、大学と学部を5個選ぶ→個人情報を記入→必要書類を添付→UCASに送信となります。個人情報は、住所や、IELTSの点数や、学歴など基本的なものです。必要書類は、推薦状や、過去3年間の成績や、Personal Statementや、IBスコアなどです。私の場合は、ほとんどの必要書類を高校がUCASに添付してくれました。

UCASの指示に従えば、大学の出願は独自でも難なく完遂できます。Personal Statementを書くのが大変なだけで、出願のプロセスは簡単です。もし不安があれば、大学コーディネーターに聞くのが適切だと思います。また、質問BOXでご質問をいただければ、私が無料でお答えいたします。


ステップ3:Personal Statementを書く

Personal Statementは、「4000 characters (not words, so includes spaces) or 47 lines of text, whichever comes first」の制限の内で、専攻したい学部へ対する情熱(志望動機)を表現するエッセイです。これは出願の際に必要な書類の1つです。

Personal Statementは、非常に重要です。私は、IB44点を獲得しましたが、Personal Statementが大学側に刺さらず、5校中2校しか受かりませんでした。先程もご紹介いたしましたが、私のPersonal Statementは、こちらの記事で公開しています。何が悪かったのかを自己分析したので、ぜひ参考にしてください。

私は、自分でPersonal Statementを書いた後に、英語の先生や、高校の大学アドバイザーにアドバイスをもらいながら、清書をしました。また、稀にPersonal Statementを外注する人もいますが、おすすめはしません。


まとめ

イギリスの大学は、UCASというWebsiteを使えば、最大5個の学部に簡単に出願が出来ます。5個しか出願できないので、慎重に大学と学部を選択しましょう。理想の大学に合格するには、良い点数を取るだけではなく、良いPersonal Statementも必要です。Personal Statementは、色々な人にアドバイスをもらいつつ、最終的には自分の言葉で、出願する学部に対する情熱を表現することが重要になってきます。

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