【日本のIB校事情】IBの平均スコアが高い学校5選

IBを使った大学の出願は、大学が指定するIBスコアを獲得することが前提条件です。例えば、University of Oxfordの機械工学部では、IB40点以上が条件となっています。この場合、40点未満だと、Oxfordに出願をすることすら許されません。つまり、IBのスコアが高ければ、大学の選択肢が広がるのです。今回の記事では、IBの平均スコアが高い日本の学校をご紹介いたします。皆さんが高校を選ぶ際の参考になれば幸いです。

各学校の、2022年と2021年のIB平均スコアを記載しております。参考として、IB試験の世界平均は、2023年5月で30.91、2022年11月で30.90点、2022年5月で32.00点、2021年11月で32.31点、2021年5月で32.98です。

1校目: K. International School Tokyo

平均スコア:42.1点 (2022年5月) 42.3点 (2021年5月)

IB試験の時期:夏(5月)

場所:東京都 江東区

歴史:IBは2004年から

生徒数:1学年35人くらい(IBクラス)

学費:年間300万円くらい

日本の高校卒業証書:なし

公式サイト:https://www.kist.ed.jp/

特徴:MusicやVisual Artsなど、科目の選択肢が充実しています。IBのスコアが非常に高く、大学の合格実績もかなり優秀です(University of Cambridgeや東京大学など)。しかし、学校自体が狭く、施設の数が少ない印象があります。また、学業成績の基準などに該当しない生徒は、留年をしたり、進学ができない場合があるそうです。本気でIB高得点を狙う方におすすめだと思います。

2校目: Saint Maur International School 

平均スコア:38.5 (2022年5月) 35点 (2021年5月)

IB試験の時期:夏(5月)

場所:神奈川県 横浜市

歴史:IBは1984年から

生徒数:1学年25人くらい(IBクラス)

学費:年間340万円くらい

日本の高校卒業証書:なし

公式サイト:https://www.stmaur.ac.jp/

特徴:ミッション系(キリスト教)の高校です。PsychologyやSpanishやComputer Scienceなど、他の学校では提供されていない科目も学べます。全校生徒は483人で、IBのクラスも小規模です。また、先生と生徒の比率が7:1(学校全体)なので、安心感があります。その結果か、IBも高得点です。

3校目: Doshisha International School 

平均スコア:37.1点 (2021年5月)

IB試験の時期:夏(5月)

場所:京都府 木津川市

歴史:IBは2012年から

生徒数:1学年30人くらい(IBクラス)

学費:年間190万円くらい

日本の高校卒業証書:なし

公式サイト:https://www.diskyoto.com/

特徴:2021年のIBスコアは高いですが、医学や薬学の専攻には必須のChemistryを教えておらず、科目の選択肢が少ない印象です。また、歴史も浅い学校ですので、大学の合格実績は他の学校と比べると少ないです。

4校目: Saint Mary International School 

平均スコア:37 (2022年5月) 39点 (2021年5月)

IB試験の時期:夏(5月)

場所:東京都世田谷区

歴史:IBは1979年から

生徒数:45人くらい(IBクラス)

学費:年間350万円くらい

日本の高校卒業証書:なし

公式サイト:https://www.smis.ac.jp/

特徴:ミッション系(キリスト教)の男子校です。非常に長い歴史を持っている、IBのベテラン校です。Computer Science、Design Technology、Visual Artsなど、IBの選択科目は充実しています。また、課外活動にも非常に力を入れています。

5校目: 立命館宇治高等学校

平均スコア:36.4 (2022) 39点 (2021)

IB試験の時期:冬(11月)

場所:京都府 宇治市

歴史:IBは2009年から

生徒数:1学年30人くらい(IBクラス)

学費:年間170万円くらい

日本の高校卒業証書:あり

公式サイト:https://en.ritsumei.ac.jp/uji/

特徴:一条校なので、IBDPと同時に日本の高校卒業証書が貰えます科目の選択肢も多いです。日本のIB校では珍しく、IB試験の時期は11月です。甲子園に出場した高校で、施設が非常に整っています


その他のIB校について

日本には、今回ご紹介できなかったIB学校がたくさんあります。他のIB校の情報は以下のリンクから、アクセスいただけます。

1. 文部科学省が記載している、IB校の一覧はこちらから。

2. IBの公式が記載している、マップ形式で日本のIB校を探せるサイトはこちらから。



今回ご紹介させていただいた学校は、2023年8月時点での情報です。

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